ハワイ滞在、22&23日目(クリスマス直前の週末)

・土曜日
 朝3時には起きて、パチパチパソコンで作業・雑務。
 7時に家を出ておもむろに、カハラモールへとランニングで向かう。
 迷う可能性が大だったので、家にてiPhoneに行くまでの地図をダウンロードし向かう。
 朝早いこと・道が観光客の来ない山側なこともあって、
 人が殆どおらず、走りやすいことこの上なかった。

 地図上ではわからなかったが、カハラモールへと向かう直線道路は結構起伏があって、
 走っている過程で結構きつくなったが、途中で諦めず走り切れたのが良かった。
 7時半にカハラモールに到着したのだが、そんな朝から何をするかといえば、
 午後に予定されているポットラック(食べ物&飲み物持ち寄りパーティ)用の食べ物を買いに来たのだ。
 ホームステイのお母様いわく、ここの食料品スーパー、ホールフーズマーケットは
 キムタクなど上流階級の方たちも御用達だそうで、ここで買っておけば箔がつくとのこと。
 
 

 ありがたいことに、朝の7時からここはOPENしているため(スーパーのみで、他のショップは閉まっているが)
 出来るだけ準備を念入りにしておきたいので、開店直後の時間に訪れた。
 お母様からおすすめされたホールケーキは残念ながら見当たらなかったが、
 みんなで食べあうのによさそうなパーティメニューが予算の範囲内(15ドル)であったのでそれを購入。
 バスにて帰宅。したのだが、20分バスの到着まで待ち、さらに乗車時間が20分。
 全体的に考えると、自分で走ったほうが早く家に帰れることが判明。
 まあ、物抱えながらいきと同じスピードで走るのは無理ですが…。

 1時にドンキホーテで待ち合わせだったので、間に合うように30分前に家を出る。
 パーティに自分の飲み物としてビールを買っていく予定だったが、直前にそのパーティに誘ってくれた本人から、
 「ハーフガロンのグァバジュースを一本買っといてくれないか」とメールがあったのでそれも一緒に購入。
 ドンキで買い物している間に、突如携帯にホストファミリーの息子さんから電話があり、
 鍵を忘れたから家に帰ってきて欲しいと言われたが「無理です。」
 なぜ自分から取りに来ないのか疑問だったがムゲに断ることも出来ず、
 仕方がないから「家とドンキの中間地点のバス停にて落ちあおう」と提案。
 余裕があったはずの時間は一気に足りなくなり、慌てて買い物を済ませる。
 グァバジュースは2本で3ドル、一本じゃあ売れませんと店員に言われたので、3ドルならいいよと思い購入。
 入り口のガードマンに荷物を置かせてもらい、走ってバス停へ。
 ついた先にいたのは鍵を忘れた本人ではなく、その友達…なんで。
 不思議に思って尋ねたら「お腹がいたいんだって」…「そ、そうか」
 いやいや、だからといって友達に行かせるなよ…それどう考えても格好悪いだろ、と思ったのだが、
 そんなことを携帯でわざわざ伝える時間もなく、鍵を友達に渡したら速攻とんぼ返り。

 なんとかドンキに1時数分前について、待ち合わせ場所へ。
 突如車の中から自分の名前を呼ぶ声が。
 振り返ると、日本人女性2人を載せた車が。
 慌てて飛び乗り、運転中の人物(40前の男性、自分をイベントに誘ってくれた本人)とその彼女である日本人女性、
 さらにその同僚の日本人女性に軽く自己紹介を済ませる。
 日本人の方がいてホッとしたというのが本音の心境。
 その流れで、グァバジュースを買ったこと、でも2本からしか売ってなかったから2本買ったよ、と告げるやいなや、
 ドライバーの彼の機嫌が突如として豹変。
 いやいや一本だって伝えたじゃん、いや2本からしか売ってくれなくて、
 いや買えないわけ無いじゃん、いや実際買えないって言われたんだよ、
 よく値札を見てご覧よ一本ならいくらだって書いてあっただろう、いや実際何回も確認したし尋ねたけど無理だったんだよ、
 おいコイツどうなんだ、(いやどうなんだっていわれても)という会話が繰り広げられ、
 社内のムードは突如微妙な感じに。
 いや1、2ドルのことでこんなに大事になるとは思っていなかったんで、
 本当に、え?ってなったよ。

 車はそのまま目的地についた。ダウンタウンのど真ん中。
 買いだした荷物を持ちながら指定のフロアに到着すると、目の前には公園と言えるほどの大きな、そして緑のスペースが。
 その中のBBQスペースでパーティは行われたのだが、まあアメリカンな感じだった。
 ただ思っていた以上にみんなの持ち寄った食べ物飲み物は小ぶりで、
 ピザがドーン、ターキーがガツン、ビールがサーバーでドカン…みたいなことはなかった。
 本当にホームーパーティみたいで(実際ホームパーティだったんだが)意外と肩透かしを食らった感じ。
 
 飲み、食べ、飲み、食べ、話し。
 正直、20人以上いる参加者の中で面識があるヒトは一人もおらず、
 全員の話すスピードについていけない状況の中で、萎縮してしまい殆どの人とからむことができなかった。
 ただ、幸いな事に自分の拙い英語を理解し、話に乗ってくれる優しい人もいて、そのおかげで大分救われた。
 自分の不甲斐なさに直面する場面が多々あり、英語力の改善の必要性をひしひしと実感した。

 4時半にはパーティはお開きになり、参加者の方が親切にも送ってくださり、帰宅。
 正直、めっちゃ気疲れしたのでネットに触れてMPを回復し、夜7時に再度外出。
 アラモアナ・センターのバーンズ・アンド・ノーブル(本屋)に向かった。
 併設のスターバックスで、すでにお昼過ぎから滞在中であろう友達を発見。
 会うならいつもここかもう一つのカフェか、という感じになってきているので、
 自然な感じで会話が開始。話していてめっちゃ落ち着く、そして楽しかった。
 なぜか政治の話になり、日本とアメリカ、意外と共通点はあるのかもなどと思いながら、
 時計を見たらすでに11時。げげっと驚いていたら、相手も同様に驚いてた。ですよね〜
 4時間近くも会話していたとは…

 さすがに遅い、ということで解散し、急いで帰宅。そのまま就寝。

・日曜日
 8時前に起きた。いつもより大分遅いなと思いながら部屋を見渡すと、
 お母様も息子さんも居らっしゃらなかったので、もう出かけたのか、それとも昨日は帰っていないのか
 どちらかかなと思いながら、ネットを巡回。
 このままじゃイカンと思ったので、火曜日に参加するもう一つのポットラック用に料理をすることにした。
 つくるのはちょうどその時ネットで見かけた、炊飯器で作るチャーシュー。
 ドンキででっかいブロックの豚肉を5ドルで買い、帰宅後すぐに下ごしらえ。
 下ごしらえを終えたところでお母様が帰宅。
 ヒルトンホテルにて深夜まで飲んでおられたとのこと。
 料理が余っているので持って帰るためのタッパーを取りに戻られたタイミングだったが、
 昨日の経緯などを伝えたところで、お母様再度外出。
 こちらはこちらで炊飯器のスイッチを入れて、待つこと…3時間。

 いや3時間はあまりにも長すぎるだろ、と思っていたら炊き上がったので蓋を開けてびっくり。
 そこには真っ黒になった豚肉が…。
 表面をそぎ落とせば、水分は少ないけど旨みの残った豚肉フレーク、
 よしこれをみんなにシェアすれば僕は人気者まちがいなし………ってなるかアホー(涙)

 肉をこそぎ落とすのにまな板は汚れ、炊飯器もいろいろ黒焦げ。
 らくするメニューのつもりが、二度手間どころか三度手間だよ…。肉も買いなおさなきゃだし(チャーシューをつくることはあきらめない)
 とりあえず、洗い物を済ませ、ドンキで肉を買い直し、再度チャレンジ。
 いや鍋でやったよ、今度は。

 お陰様でしっかり味の染みた、めっちゃ柔らかいチャーシューが出来上がりました。
 良かった良かった。

 作っている間に外で音がしたから「なんだ?」と思いドアの外に出たらオートロックで部屋から締め出されて、
 しかたなく靴下姿でガードマンのところまで行ってマスターキーを借りたら、そのマスターキーが全く使えなくて、
 「しょうがないから家族待つしかないんじゃない?」とガードマンに諭され家の前で待機。
 でも今日はいつ帰ってくるか全くよめないからなぁと途方に暮れていたら、ガラス窓がちょっと開きそうなことに気付く。
 窓ガラスは何枚ものガラスが平行に複数枚並んでいて、レバーを回して開けるタイプのやつだったので、
 下の数枚のガラスが外れれば、おれ中に入れるぞと思い、力を入れたら本当に外れてしまった。
 最後はミッション・インポッシブルごっこか!?、といった感じで頭から窓に入り、両手で踏ん張りながら何とか着地に成功。
 本当に入れちゃったよ、良かったのかよ、これ?…といったくだりがあったけれど、
 無事チャーシューが出来たから良かったとしよう。

 夜は夜で、前日のポットラックで知り合ったナイスミドルのおじさまが、バーに誘ってくれたのでノコノコ参加。
 ビールを頂いた挙句、おごってもらう始末。
 本当に申し訳なくなるぐらいにやさしいおじさまなのだが、このかたは今日の飲み会にも参加してくれるので、
 非常に心強い。楽しい飲み会になるといいな、と思いながら洗濯物をたたもうと思った、そんな日常。

 それではまた明日。