去年と今年について

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
日本ではもう新年になってから約一週間たつこのタイミングで、この挨拶はどうなんだ、という気はしないでも無いですが、
新年一番最初の挨拶と言ったらやっぱりこれかな、と。

五日間、全く更新もせずに何をしていたんだ、という話は後ほどの日記に回すとして、
この記事で書きたいのはタイトルのとおり「去年と今年」のことについて。

日本で言えば抱負、英語で言えばNew Year's resolutionというところだと思うのですが、
それをゆっくりと考えていた正月でした。
といっても、ぐうたらしながらの合間にちょろっと考える程度だったので、
今だにこれとしてまとまっているわけでは無いですが…。

去年を振り返って
一言で表すことに意味があるのか不明ですが、
去年を自分なりに一言で表すと「動き出した」年だったと思います。

一昨年の10月中旬に前職を解雇され、ただひたすらと呆然としながら年を越え、
いつの間にやら1月も中旬。
このままじゃまずいぞ、何かしなくちゃ、ととりあえず決めたホノルルマラソンへの挑戦、そのための練習。
自分一人でランニングをやっていたのじゃ絶対に途中でバテるとわかっていたので、ブログを始めたのも1月。
ライフサイクルを早寝早起きスタイルに変更し、10時に寝て、3時に起きだすことが苦でなくなる。
どうせホノルルへ行くなら英語も喋れたほうが面白いよねと英語の勉強を決意し、
TOEICの試験に三日坊主でトライしプライドがへし折れ、フィリピン留学に7月頭からトライ。
部屋の中にあった、いらないものをとにかく売り、あげ、捨てて部屋のスペースを拡充。これにより掃除&整理整頓に目覚める。
フィリピン留学にかかる費用くらいは…、と始めた羽田空港での警備員のバイト。大体の留学費用を捻出。
なんやかんやあって合計でまるまる5ヶ月をダバオというフィリピンの片田舎で過ごすことに。一週間の生活費が200円で収まることに驚愕。
毎日8時間英語漬け、でもジムでも走る。そして体重60kgを割ることに成功。
なにか自分なりの表現方法を手に入れられないかとNEEETをはじめ、何とかフィリピン留学中は継続して発行。
ひょんなことからSNS関係の仕事をボランティアですることになり、その裏側をちょっとだけ見ることが出来た。
ホノルルマラソンへの練習をなんとか途切れさせずに、本番を完走。タイムはいまいちだったので今年もマラソンに挑戦予定。
年末のイベントシーズンに、ハワイにてウェブサービスを積極的に使って英語でしゃべれる友達を増やした。
年末、肉体労働でへろへろになりつつも、これもひとつの人生経験と割り切ることが出来た。

というのがおおまかな一年の流れ。
こうやって書くと意外とあんまり大したことしてないな、という気になるのだが、
「割りと頑張ったんじゃないの、自分としては」というのが素直な感想です。
まさか本当にホノルルマラソンまで練習を続けるとは思ってもいなかったし、
英語もこんなに打ち込んで勉強すると思っていなかった。
所詮は走っているだけ、話しているだけ、と言われればそのとおりだし、もっと頑張ればもっと行けたよ的なことはもちろん思うのだが、
まあ言っても、この飽きっぽい、だらけぐせのある自分が意外と持ったほうだなぁ、と。

去年の半ばに、今年の自分の標語は「挑戦」と決めた。
いってもNEETとして活動し始めた最初の年。
面白そうだなと思ったことには躊躇なく飛びついて、
人生初めてのことを体験してどれだけ経験値を増やせるか、そのことだけに注力しようと心に決めてすすんだ一年。
楽しくなかったら嘘だし、実際29年間生きてきた中で一番自分自身の決断をワクワクしながらした年だと思うし、
一番いろいろな人に出会い、一番いろいろなことに考えを巡らせた年だったと思う。
ここで重要なのは「一番」だということではなく、そういう色で飾った年だったということを自分が覚えておくことかな、とも思う。
記憶はすぐに風化するし、一番だった記憶も新しい記憶にすぐに取って代わられるけれど、
こういう意味があった年だ、ということをちゃんと整理することで、次に何をしたいのか、したらいいのかに考えがつながる気がする。

今年はどうしようかな?
さて、ここからが本題なのだが、今年じゃあどうするのよ?という話。
ハワイで「あと1ヶ月はハワイに居る予定だよ」「え、じゃあ仕事は?」「ええと…」という流れはもう飽きた。そして疲れた。
どうにかこうにか、日々の糧を得る方法が必要だよ、とは思っているのだが、いまさら会社勤めは出来ないな、とも思っている。
「なにを甘ったれたことを…」と言われることうけあいだけれど、ここまで来たら、野垂れ死ぬまで何か面白いことをしたい。
去年の一年を振り返ってみても、特別なことをしたという実感はない。
(この場合の「特別」は日本人の成人男性として、という意味。
 自分の感覚が基準だけれど、この程度のことなら話しても、「凄いね」とは言ってもらえても、
 それで講演会を頼まれるほどの特異点としての存在にはなれていないことはわかっている。そしてこの方向性に需要がないことも知っている。)
もっと特別なこと、極論を言ってしまえば「お前、なんでそんなことしたの?」と言われるようなことをしないといけないとも思っている。
そうじゃないとNEETのネタとして成立しない気がする、コンテンツ的に。

ううむ、とそこで悩む。じゃあ何するよ、と。
一応方向性は固めた。
2月に日本に帰る、2月に簿記の試験を受け、3月中旬から沖縄にてパソコン系のスキルを学び、
7月8月は富士山でバイト、9月からワーキングホリデーでオーストラリアに2年間。
ワーキングホリデーは、稼げるもんなら稼ぎたい2年間で貯蓄1千万円が目標だが、
その後のことを考えると非常に建設的でやる価値はあると思う。(目標達成が出来るかどうかは別として)
実現できた時の手元に残るものは大きいし、次のステップに進むときの財産(文字通りだが)にもなる。何より余裕(執行猶予ともいうが)ができる。
もうNEETでもなんでもないじゃんというツッコミはあるが、そこまで行ったらそこら辺どうでも良くなるだろうし。

ただ、それ面白いかなぁ、と。
プラン通りに事が進むともあまり思っていないけれど、それでもそこまで脱線することもないと思う。
オーストラリアの2年間に関して言えばほぼ毎日、当たり前の日常が続くだろうし、それはコンテンツ的にどうなのかな、と。
ハワイで1ヶ月生活して、「海外」がそこまで特別なことではないし、コンテンツとして弱いだろうなという実感はある。
読み物としての価値を生み出す自分の力が皆無だからだということもあるけれど、個人的にそこにそこまでのニッチな需要は無いのではないかとも思っている。
デキることなら楽して暮らしたいので、毎日の日銭をブログやネットで稼げるようになりたい。
だから今年は本格的にこのページもマネタイズ化しようと思っているし、
(すみません、たいして言葉の意味も意図することも知らないのに使ってます)
最初に手を付けるべきところはここだとも思っている。
アウトプットは出来るだけ効率良く、読者の方に読みやすいように提供したい。
あわよくば新規の読者の方を増やすための手をいろいろ試していきたい。
んが、手堅い。読む前から結果の予想のつく生き方って楽しいのかな、と。
もっとノープランな方が後々絶対苦しいけど(現状すでに苦しいが)、瞬間的なお笑いの質的にもっとこう突き抜けられるような気がするのだが果たして。

…というどうでもいいことで煮詰まらずにうだうだ悩んでいたのが今年の正月です。
実のところ正月初日に今年の標語は「継続」に決めた。
これは現状維持、という意味合いよりも、新しいこと・習慣を増やして、それを当たり前の日課として、
自分のスキルに取り込んでいけるようになりたいということ。
ブログ然り、ランニング然り、英語の勉強然り。
やろうと決めたことはやるし、やらないと決めたことはやらない。
ちゃんとすべてを考えぬいて、次に繋がるひとつのステップとして自分のものにしていく。
そう決めたのだけれど、あんまりピンとこなくて参っている。

ううん、煮え切らないこんな感じで年始め第一弾の記事を終えていいものだろうかと悩むわけだが、
これはもう、じっくり考えていくしか無いかなとも思っている。
答えが出た時にまた発表します。

そのときまで。
なにはともあれ
今年一年もよろしくお願い致します。